5月10日の無料チャリティーセミナーで頂いた食糧物資と化粧品を車3台で現地に向かいました。 1台に約500人分の化粧品を積んでいます。物資をご提供してくださった皆様、ありがとうございます!
現在では食糧は日本各地から集められていて、足りないっという状況ではないみたいです。しかし、化粧品っといった高価なものはほとんど物資提供がないので、避難所を訪問するときのアポイントで「是非お願いします」と断られたことがありません。
東北道の高速を走っていくと、緑豊かな田園風景が広がっていきます。
沿岸部に向かっていくにつれ、テレビで報道されている景色に変わっていきます。 実際に自分の目で見てみると、その被害の大きさに茫然としてしまいました。。
自分たちにできるコトをしよう。 今回のボランティア活動では化粧品を避難所の方たちに物資の提供としてお配りするだけでなく、 お年寄りの話し相手になってあげたり、子供の相手をしてあげたり、 小さなことかもしれないけれど、相手に喜んでもらえればそれでいいじゃないかっという気持ちで
活動してきました。
「私たちは微力かもしれないが、無力ではない」
一緒に参加してくださったメンバーの一人の印象に残った言葉です。
南三陸町の避難所を訪れ、化粧品をまず配らせて頂きました。化粧水と美容液とシャンプーの3点セット。 とても喜んでいただけましたよ。
配っている風景です。
雨が降っていて寒かったので、たき火にあたっているお父さんたちに混ざってお話をさせて頂きました。
震災直後は生きるためにみんなが協力し合った。
殆ど食糧や水がない中で2日~3日も過ごした。
一番最初に救助に来てくれたのはアメリカ軍だった。
お話を聞かせて頂いて、人間 追い込まれたら何をしてでも生き抜くという力強さを感じました。
今では笑って話してらっしゃいましたが、実際の現場では時間の感覚もも全くなく、
ただ生きることにガムシャラに活動をしたっと話されていました。
そして話を聞かせて頂いて、私が感じた「悲しい事実」をお伝えします。 これは物資の集積所の写真です。
このように山積みになってる物資ですが、非常に残念なことに、
避難所にちゃんといきわたっていないっという事実がありました。
本来ならこれらの物資は、避難所からニーズがあった時に配られるもの
とのことですが、各地の避難所の方たちが同じようにこのように言います。
「物資のニーズを上げても、全然配られてこない。」
ある政府指定の避難所では、
「1日3食 しっかりと出るんだから、物資なんて必要ないじゃないか」と、
水やティッシュなどの身近な日用品も与えてもらえなかったそうです。
集積所のほうにも都合があるかと思いますので、一概に何とも言えませんが、
もし物資を被災地の人たちに提供したいと思われている場合は、
避難所を回る、もしくは避難所に直接送ることをオススメします。
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今回の2日間では本当に貴重な体験をさせて頂きました。
町が壊滅的な状態のなかでも、避難所には笑顔があり、
多くの人たちが前に向かっていると感じました。
一回だけの支援で終わるのではなく、これは継続的に行っていきたいと思っています。 |